MediaWiki

提供:GNU social JP Wiki
2024年9月2日 (月) 12:38時点におけるGnusocialjp (トーク | 投稿記録)による版 (デフォルト展開)

About

MediaWikiはWikipediaで採用されている世界一有名なWikiソフトだ。

GNU social JP WikiもMediaWikiを採用している (告知: 自由な分散SNSのWiki「GNU social JP Wiki」の開始とサービス名の改名 | GNU social JP Web)。

WordPress Wikiの作成方法(徹底解説)」にあるように、WordPressでも似たようなWikiサイトの構築は可能。

Install

Operation

Manual:Administrators - MediaWiki

Protection

荒らしや編集合戦対策で、ページを保護することで、編集を権限者に限定できる。

Block

Ref:

サイトが悪党に荒らされた場合の対策。該当アカウントをブロックできる。

ブロックの効果: 編集軽作業が不能になる。

荒らされたページや、新規作成されたページは、復元か削除で対応する。

方法。

  • Special:Blockにアクセス。IPアドレスかユーザー名を指定。
  • 他に、利用者か利用者トークページを開くと、サイドバーにブロックのリンクがあり、そこからも実施可能。

オプション

  • アカウント作成をブロック: そのIPアドレスから新規登録を不能にする。
  • 最後の使用IPアドレスと編集アドレスをブロック (ハードブロック):

Revert/Rollback

Ref: Manual:Reverts - MediaWiki

MediaWikiで誰かの編集を打ち消したり元に戻す機能。基本的に、復元用の履歴を作って元に戻す。

Revert (undo) は、ページを任意の履歴に戻す。現在のページからその履歴までの変更点を逆に適用して、新しい履歴を作る。基本的に誰でもできる。

Rollback/ロールバックは、ページに対して、同じユーザーによる最後の編集をまとめて巻き戻す。rollback権限が必要。シナリオとしては、同一ユーザーにより荒らしなどで大量に編集、破壊された場合に一括で戻せる。

なお、ページが誕生して以来1名のユーザーしか編集していない場合、ページの作成時点まで戻るので使用できない。

ロールバックを実行すると、「Ctkpaarr964565498 (トーク) による編集を Gnusocialjp による直前の版へ差し戻しました」のメッセージで、変更を打ち消し履歴が作られる。

Right

アクセス管理がユーザーやグループ単位でできる。

$wgGroupPermissions[グループ名][権限] で制御する。いくつか便利な設定、よくやる設定がある。

# Prevent new user registrations except by sysops
$wgGroupPermissions['*']['createaccount'] = false;

Spam

Manual:Combating spam - MediaWiki」にMediaWikiのスパム対策の基本がまとまっている。

ページ分類方法

world-walker スタッフ ブログ:MediaWikiのページ分類方法についての考察

  • 名前空間(Namespace)
  • カテゴリ(Category)
  • サブページ(Subpage)

MediaWikiでは上記の3種類のページ分類方法がある。それぞれ一長一短。

だが、基本的にはCategoryでやるのが一番汎用的。1個のページが複数の分類にしたいということがよくある。名前空間とサブページだとそれができない。親は常に1個。住所のような完全に上下関係が一致するなら問題ないが、後で変えるのもたいへん。

Category

About

Help:カテゴリ - MediaWiki

ページをグループ化する機能。重要。

カテゴリーへのページの追加は、追加対象ページに [[Category:カテゴリ名]] を追加するだけ。どこでもいい。最下部が一般的。

カテゴリーページ自体へのリンクを張る場合、[[:Category:カテゴリー名]] のように、先頭に:を付与する。

カテゴリーが未作成なら、同時にカテゴリーの未作成ページができる。カテゴリーページはカテゴリーページで、作成が必要。カテゴリー自体も作成はできる。通常のページ同様に、 [Category:カテゴリー名] で検索して、新規作成する。

新規作成すると、CategoryTree拡張機能で、自動的にカテゴリー一覧が末尾に表示される。

カテゴリー自体も別のカテゴリーに属すことができる。ページ同様に、カテゴリーページに [[Category:カテゴリ名]] を追加するだけ。

カテゴリーの階層の保守としては、カテゴリーでツリー構造になっているときれい。サブページに近い。カテゴリーでWiki全体を分類してまとめられる。Category:Mainをカテゴリーのルートにするときれいかもしれない。

CategoryTree

About

カテゴリーの一覧表示は、標準拡張機能の「Extension:CategoryTree - MediaWiki」で可能になる。transclude (参照読込) ではできない (Transclude a category in MediaWiki - Stack Overflow)。

CategoryTreeは以下の3種類の使用方法がある。

  1. カテゴリーページでデフォルト表示。
  2. カスタムタグ (categorytree )。
  3. special page (Special:CategoryTree)

categorytree要素は以下のような形式で使う。

<categorytree showcount="on" mode="all">Main</categorytree>

重要なオプションがある。

  • mode: 初期値が複雑。namespacesで上書き。なければ、項目が有無で決まる。pages (上限200ページ) かallを指定しておけばいいと思われる。ページ数が膨大ならpages。
    • categories (0): サブカテゴリーのみ。
    • pages (10): 画像を除いた、サブカテゴリーとページ。上限200ページ。
    • all (20): 全部。
    • parents (100): 親のカテゴリーを表示。インバース操作用。
  • showcount: "on"でカテゴリーの記事数表示。categorytree要素でのみデフォルトoff。
デフォルト展開

CategoryTreeのcategorytree要素を使うと、カテゴリー一覧を表示できる。が、クリックしないと展開されないのが、余計なクリックが必要で嫌。

depth
determines how many levels of the tree are shown initially. Default is 1. 0 means only the root node. The maximum value depends on the mode specified, and on the $wgCategoryTreeMaxDepth option. (Introduced between r20410 and r20840, Mar 30 2007; fully functional even with $wgCategoryTreeDynamicTag since r36864, July 2008.)
$wgCategoryTreeMaxDepth
an array defining the maximum depth for each mode, to which the tree may be expanded initially using the depth parameter in a <category> tag. By default, this is set to 2 for the "categories" mode, and 1 for other modes. To set it to 3 for categories and 2 for other modes, for example, you can use $wgCategoryTreeMaxDepth = [10 => 2, 20 => 2, 0 => 3, 100 => 2];.

このあたりの、オプションと設定を使うと、うまくできる。

基本はdepthで最大展開表示数を制御する。ただし、性能の制御のために$wgCategoryTreeMaxDepthで上限が決まっている。デフォルトで、mode="categories"=2、他は1になっている。

$wgCategoryTreeMaxDepth = [20 => 9];

そんなに階層が何重にもなることは想定していないが、上記のようにLocalSettings.phpでallの最大を1から9に変更する。

<categorytree showcount="on" mode="all" depth="9">Main</categorytree>

加えて、上記のようにdepth="9"を指定すると反映される。膨大なWikiで9が重いなら、上限を変える。これで一括管理できる仕組みな模様。

MediaWiki Category Tree expand all by default - Stack Overflow」が関連Q&Aだが、回答が的外れになっている。

Language

日本語にすると、ヘルプとか特別とかが日本語のURLになるのが嫌。

Manual:Language - MediaWiki

Page content languageで変更できる?

Manual:FAQ - MediaWiki

Special:Allmessagesにシステムメッセージのリストがある。例えば、「特別ページ」は「specialpage 」が対応している。[Special:AllMessages] は「システムメッセージの一覧」 で対応している。

[MediaWiki:Allmessages] のページでシステムメッセージが格納されている。[MediaWiki:Allmessages/ja] で言語対応が出る。

Manual:$wgUseDatabaseMessages - MediaWiki」で選択できる。falseにするとwpLanguageCodeで強制指定。trueだと自分で変更できる。

mediawiki/languages/i18n/en.json at 1.42.1 · wikimedia/mediawiki」が言語対応の一覧。ここから探すとよい。

特に重要なもの。

  • nstab: 名前空間類のプレフィクスの模様。
  • nstab-special Special
  • specialpage
  • specialpages 特別ページ一覧
  • nstab-
  • mainpage

Special:の扱いがよくわからない。カテゴリーじゃなくて名前空間。

The Special pseudo namespace can be translated in other languages. 翻訳可能。「Manual:Namespace - MediaWiki」によると、「Manual:$wgNamespaceAliases - MediaWiki」で翻訳可能?

Manual:Namespace constants - MediaWiki」が定数。

NS_SPECIALを指定すると、翻訳が無効になる?

$wgNamespaceAliases['特別'] = NS_SPECIAL;

How to switch from german namespace to english? on Project:Support desk」これが近い。

/jaなど言語ページもあって、変更できる。が、パーマリンクは変わらない。別のところ。

Ciencia Al Poder (talkcontribs) What you can control in the MediaWiki namespace is the text of the tab, not the namespace itself (eg: when linking to pages in that namespace or the displayed URL). See Manual:Using custom namespaces

nstab系はタブテキストなどで、URLは変わらない。

Special:AllMessagesからnstab-category nstab-category/jaをCategoryに直したがパーマリンクは反映されず。

Help:System message - MediaWiki」にシステムメッセージの変更方法がある。

まず、Special:AllMessagesのページに、システムメッセージの全リストがある。「mediawiki/languages/i18n/en.json at 1.42.1 · wikimedia/mediawiki」がソースコードの対応。

en.jsonのja.jsonを変更する?

この画面から編集できる。変更方法が一応2種類ある。

  1. [MediaWiki:メッセージキー] のページの値を変更。
  2. Special:AllMessagesの左側のリンクで上記ページにアクセス (既定のメッセージ文が使用されている場合、ページが不在というわけではなく、編集ページが空のためリンクが赤色になっている)。

nstab-categoryを変更しても、URLは変わらない。

ChatGPTへの質問。

MediaWikiの名前空間の翻訳を無効にする方法を教えてください。

ChatGPT:

MediaWikiで名前空間の翻訳を無効にするには、以下の手順を実行します:

  1. LocalSettings.php ファイルの編集: MediaWikiの設定ファイルである LocalSettings.php を開きます。このファイルは、MediaWikiインストールディレクトリにあります。
  2. 翻訳を無効にする設定の追加: LocalSettings.php に以下の設定を追加します。この設定により、指定した名前空間の翻訳を無効にすることができます。
// 名前空間の翻訳を無効にする
$wgTranslateLinks = false;
  1. この設定を追加することで、すべての名前空間の翻訳が無効になります。
  2. 特定の名前空間の翻訳を無効にする: 特定の名前空間だけ翻訳を無効にしたい場合は、より具体的な設定を追加する必要があります。たとえば、「ユーザー」名前空間(User)の翻訳を無効にするには、以下のように設定を追加します。
$wgNamespaceAliases = array(
    NS_USER => 'User'
);

$wgTranslateLinks = false;
  1. これにより、「ユーザー」名前空間の翻訳が無効になります。必要に応じて、他の名前空間も設定できます。
  2. 設定の保存: LocalSettings.php を保存し、MediaWikiを再起動する必要があります。これにより、新しい設定が適用されます。
  3. 確認: 設定が正しく適用されているか確認するため、MediaWikiのインターフェースを確認し、指定した名前空間で翻訳が無効になっていることを確認します。

この手順で、MediaWikiで名前空間の翻訳を無効にすることができます。必要に応じて、設定を調整してください。

wgTranslateLinksは存在しない嘘だが、「Manual:$wgNamespaceAliases - MediaWiki」は使えそう。

HostKnox :: ナレッジベース :: MediaWiki に名前空間エイリアスを追加する方法

エイリアスを追加するか、ソースコードの変更がやはり必要だと思われる。

Manual:$wgNamespaceAliases - MediaWiki」を見ていたら、Manual:$wgExtraNamespaces - MediaWikiが登場して、既定の名前空間の改名にも使えるらしい。「Manual:Using custom namespaces - MediaWiki」を見ると。

define("NS_FOO", 3000);
$wgExtraNamespaces[NS_FOO] = "Foo";

以下のように名前を変更すると、改名できるらしい。

define("NS_FOO", 3000);
$wgExtraNamespaces[NS_FOO] = "New";
$wgNamespaceAliases['Foo'] = NS_FOO;

本当かな?

Manual:Namespace constants - MediaWiki

以下のコードでうまくいった。

// Rename namespace to keep English
$wgExtraNamespaces[NS_CATEGORY] = "Category";
$wgNamespaceAliases['カテゴリ'] = NS_CATEGORY;

特別など他のページもこれで全部英語に戻す。

Markup

Transclusion

MeidaWikiでは他のページの内容を埋め込むことが可能で、この機能を [Transclusion/参照読み込み](https://www.mediawiki.org/wiki/Transclusion) と呼んでいる。

{{<page name>}} のように、二重波括弧でページ名を指定すると埋め込める。埋め込み元で、埋め込みの許可・禁止ブロックをマークアップで指定することもできる。

参照読み込み可能な特別ページは限定されていて、以下となる。

  • Special:AllPages
  • Special:PrefixIndex
  • Special:NewFiles
  • Special:NewPages
  • Special:RecentChanges
  • Special:RecentChangesLinked.

トップページでの埋め込み表示などで便利なものがある。AllPages/NewPages/RecentChangesあたりが特に便利そうだ。

テンプレート的な使い方などで、駆使できると便利だろう。

HTML

MediaWikiでHTMLの要素をいくつか使用できる。

LocalSetting.phpで$wgRawHtml = true (デフォルトfalse) にすれば、html要素内でHTMLを無制限で使用可能になる。

Page

Ref: How to Embed List of All Namespace-Pages in a Wiki Page? on Project:Support desk

カスタム名前空間Privateで非公開ページを作ったら、Privateのページ一覧をメインページに表示させたくなった。若干工夫がいる。

{{Special:Prefixindex/<custom namespace>:}}

<custom namespace>部分にカスタム名前空間を指定する。これで一覧ページを開ける。大事なのは末尾の:。これで先頭一致でページ一覧のページになっている。これをtransclusionする形。

Setting

Private

特定ページを非公開にすることができる。後日方法を精査する。

全体設定としては以下がある。基本非公開で一部公開の場合に使える。

# Disable reading by anonymous users
$wgGroupPermissions['*']['read'] = false;

# Disable anonymous editing
$wgGroupPermissions['*']['edit'] = false;

# Prevent new user registrations except by sysops
$wgGroupPermissions['*']['createaccount'] = false;

今回は基本公開で一部非公開。

  • ユーザー属性での管理。
  • 名前空間での管理 (LockDown拡張機能)。

Lockdownを試す。

機能: MediaWikiでのLockdown拡張を用いた名前空間単位の非公開ページ | GNU social JP Web」に記した。

$wgCapitalLinks

出典: Manual:$wgCapitalLinks - MediaWiki

MediaWikiはデフォルトでページ名やページURLの先頭1文字目が大文字になる。

$wgCapitalLinks = falseにするとこれを無効にできる。大文字小文字を完全に区別する。例えば、iPhoneなどのように、大文字小文字が重要なことがあるので、falseにしておくのがよいと思う。リンク切れにも影響するので最初の方で設定するとよい。

Other

Analytics

サイトのアクセス分析のためにGoogle Analyticsを設置したい。いくつか拡張機能がある。GA4対応が重要な項目。

公式プラグインを優先したい。

GTag、GoogleTagManager。これらが設置用にみえる。詳細に検討してみる。Google Tag ManagerはAnalyticsを含めて汎用的なことができる。ひとまずよくわからないので、シンプルなGTagを使ってみるとよさそう。

拡張: MediaWikiのGoogle Analytics追跡拡張機能GTag | GNU social JP Web」で設置した。

広告ブロッカー対策

出典: 【PukiWiki編】広告ブロッカーからサイトコンテンツと収益を守る! | SEの良心

MediaWikiでも同様の方法で広告ブロッカー対策を導入できそう。

Adsense

Google Adsense設置用のプラグインがいくつかある。

ShoutWiki AdsかWidgetsで設置する模様。基本はJavaScriptコードの設置。