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提供:GNU social JP Wiki
2024年1月16日 (火) 23:12時点におけるGnusocialjp (トーク | 投稿記録)による版 (Free software)

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分散SNSのソフトウェアにはFOSSのものがある。それらで採用されているライセンスを整理して理解を深める。

ミドルウェアにおけるGPL/AGPLはかなり寛容な立場になる。

AGPL

GPLにサーバーアプリケーション特有の条項を追加したもの。AGPLのソフトを利用したサービスでは、そのサービスのユーザー (クライアント) へのソースコードのアクセス方法提供が義務となる。

GPLは基本的にユーザーの自由のためのライセンス。ユーザー以外には基本的に影響ない。

GNU socialなどのプラグインを新規作成する場合、そのプラグインのライセンスの選択肢を考えたい。

既存のWordPressの事例が参考になる。

出典:

WordPress本体から呼ばれたり、連携している部分はWordPressと結合されていると考えられるのでGPLが必要。HTMLも同様。ただし、CSS/JavaScript/メディア類は分離されている。JavaScriptのようにリクエストを呼んで処理する程度ならそれは結合しているとはみなされない。

したがって、PHP/HTMLはGPL、それ以外は何でも、というライセンス選択が可能になる。

なお、PHP/HTML部分がGPLだったとしても、販売することは問題ない。インターネット上で全世界に一般公開する必要はなく、購入者にソースコードを開示・提供すればいいから。

これがAGPLだと、購入者以外にもソースコードの開示が必要になる。GPLとAGPLの大きな違い。

GNU socialはAGPLだから、プラグインのPHP部分は少なくともAGPLになるだろう。ユーザーにソースコードのアクセスさえすればいいので、サーバー登録者限定で公開するとかでもいいかもしれない。

あるいは、DBのようなミドルウェア的な使い方をするなら、公開不要かもしれない。

GNUライセンスに関してよく聞かれる質問 - GNUプロジェクト - フリーソフトウェアファウンデーション」にあるように、自分からの配布時に料金を取るのは問題ない。ただし、取得後の顧客の有料・無料問わず再配布は禁止できない。

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